愛猫レオナルド、糖尿病と再び向き合う日々

我が家の愛猫レオナルド(12歳♂)は、3ヶ月ほど前に糖尿病が再発しました。

もともと数年前に一度糖尿病を患い、インスリン治療で寛解した過去があります。 しかし、ここ最近また水を飲む量が増え、食欲はあるのに痩せてきたため、もしやと思い病院で検査したところ、やはり再発という結果に…。

「またインスリン生活が始まるのか…」 正直、ショックでした。

でも、落ち込んでいる暇はありません。 レオナルドと一緒に、この病気と向き合っていこうと決めました。

糖尿病で食欲不振が続き元気がなくなった時、なんとなく窓をあけて自然の風や香りを嗅ぐと元気に。窓をあけると鼻をクンクンさせていました。

糖尿病と診断されたレオナルドですが、お庭に出ると別猫のように元気になるんです。雀をねらったり(ねらうだけ)大好きな日向ぼっこをしたり…。外の空気を吸って、土や草の匂いを嗅いで、太陽の光を浴びる。そんな何気ないことが、レオナルドにとって最高の気分転換になるようです。

1日2回のインスリン注射

毎朝夕、レオナルドにはインスリン注射が日課です。 「頑張ろうね、レオナルド」 と声をかけながら、なんとか注射を続けています。

幸い、レオナルドは注射を嫌がる様子もなく、大人しくさせてくれるので助かっています。

最初の糖尿病発症時に高血糖が続いたある日、突然手足をすって歩くようになりました。この写真のように、食事中も力が入らないようで手を伸ばして食べていました。

今は、神経障害は治まり元気ですが、糖尿病再発中なので、要注意で過ごしています。

糖尿病による歩行障害は、様々なことが関係して起きてるようです。

1. 高血糖による神経障害

  • 糖尿病が進行すると、高血糖の状態が続きます。
  • 高血糖は、末梢神経にダメージを与え、神経障害を引き起こす可能性があります。
  • 神経障害は、手足の感覚の低下や運動機能の低下、痛みなどを引き起こします。
  • 写真のような状態は、神経障害によって手足の筋肉が正常に機能しなくなり、力が入らなくなることで起こると考えられます。

2. 筋肉量の減少

  • 糖尿病になると、インスリンの作用不足により、筋肉細胞への糖の取り込みが阻害されます。
  • その結果、筋肉細胞はエネルギー不足となり、筋肉量の減少(筋萎縮)が起こります。
  • 筋肉量の減少は、手足の筋力低下を引き起こし、写真のような状態を招く可能性があります。

3. 脱水症状

  • 糖尿病の症状の一つとして、多尿があります。
  • 多尿によって体内の水分が失われ、脱水症状を引き起こすことがあります。
  • 脱水症状は、倦怠感や疲労感、筋力低下などを引き起こし、写真のような状態を悪化させる可能性があります。

4. 電解質異常

  • 糖尿病になると、電解質のバランスが崩れることがあります。
  • 電解質異常は、筋肉の収縮や神経の伝達に影響を与え、筋力低下や運動機能の低下を引き起こすことがあります。

食事療法も頑張ってます

食事は、獣医さんおすすめのロイヤルカナン糖コントロール。 糖尿病の猫ちゃんのための療法食です。

実は、糖尿病が再発した当初、レオナルドは食欲が激減し、嘔吐を繰り返していました。 市販の味の濃いものしか口にせず、体重もピーク時から3kgほど減ってしまい、危機感を覚えました。

「このままでは大変だ!」

そう思い、まずは療養食に慣れてもらうことから始めました。 最初は、市販のフードにほんの少しだけ療養食を混ぜ、徐々に割合を増やしていきました。 時には、療養食をひと粒ずつ市販のものとすり替えて口に運んだり、あの手この手で試行錯誤しました。

根気強く続けた結果、ある日奇跡的にロイヤルカナン糖コントロール療養食を食べてくれたのです! 諦めずに、しつこく思いを伝え続けた飼い主の気持ちが届いたのかもしれません。

今では、このご飯が大好きで、いつも美味しそうに食べてくれます。 食欲があるのは良いことなのですが、食べ過ぎには注意です。 きちんと量を計って、与えすぎないように気を付けています。

レオナルド「このご飯、本当に美味しいんだよニャー。 もっとおかわりしたいけど、飼い主さんが量を決めているから我慢するニャ。 でも、このご飯のおかげで、体調も良くなってきた気がするニャ!」

お花の香りを堪能中…。

高い場所で日向ぼっこも大好き。

糖尿病と向き合う日々

糖尿病の治療は、根気が必要です。 インスリン注射、食事療法、そして定期的な病院での検査。 どれも大変ですが、レオナルドも頑張ってくれています。

「注射は辛いけど、また以前のように元気になろうね。」 そう願いながら、レオナルドとの日々を大切に過ごしています。

レオナルド「早く元気になって、飼い主さんと一緒に遊びたいニャー。 そのためには、注射もご飯も頑張るニャ。 」

猫好きの皆さんへ

猫の糖尿病は、決して珍しい病気ではありません。 もし愛猫が糖尿病になってしまったら、まずは落ち着いて、獣医さんと相談しながら治療計画を立てましょう。

そして、猫ちゃんのペースに合わせて、無理なく治療を続けていきましょう。 時には辛いこともあるかもしれませんが、愛猫と一緒に乗り越えていきましょうね!

このブログが、同じ病気と闘う猫ちゃんや飼い主さんの励みになれば幸いです。

「ねこやすみ」旭川猫好きさん御用達ペットシッター

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